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石谷校区 町田久成に学ぶ青少年教育のまち石谷 合併後も連帯感を大切にした楽しい地域に
 

妙園寺遠行  鹿児島市の北西部、松元インター近くの石谷小学校。173人の児童らが、茶畑に囲まれた自然豊かな環境で伸びやかに学んでいます。
 松元といえば茶どころで知られますが、毎年5月に子どもたちが体験しているのが茶摘みです。地域の人が無農薬で栽培した茶を全校児童が保護者や高齢者グループ長生会の皆さんと一緒に手摘み。茶葉は製茶され、子どもたちは学校に設置された給茶器で、一年中そのお茶を味わうことができるのです。
 「昨年石谷小の6年生が、テレビ朝日系列で放送の『30人31脚』鹿児島大会で見事優勝し、全国大会へ進出しました。校区民でテレビを見なかった人がいなかったほど、みんなで応援したんですよ」と話すのは校区公民館運営審議会委員長の花倉耕作さん。子どもたちの活躍が、地域の人たちへの大きな刺激になったと語ります。  

茶摘  一方「子どもたちは地域の方たちの手で毎年行われる〝ふるさと史跡めぐり〟や〝妙円寺遠行〟などで大きく育てられています」とは山之内和英教頭。石谷は幕末の英国留学生のリーダーであった町田久成の出身地。史跡めぐりでは講師を招き、先見の目を持ち、早くから文化財保護の意識の元に国立博物館を創設した久成の足跡をたどるそう。「石谷小学校は、町田久成が有馬新七を招いて開いた学舎が由来。校章には有馬新七が崇拝した楠木正成の家紋もあしらわれています。そんな地域の先達の思いも学んでいます」と山之内教頭。
 平成16年には鹿児島市への合併という大きな変化を経験した松元町。地域の有様にも変化が求められました。地域活動がどうあるべきか、住民の中でも戸惑いもあったよう。そんな中で奮闘してきたのが花倉さんたちです。「松元町のころは町規模でお茶祭り、バレーボール大会やソフトボール大会などたくさんの住民が触れ合う機会がありました。それが合併後はなくなり、特に20~40代の方たちが参加する行事が減ってしまいました。そのエネルギーや連帯感を生かす場づくりも考えていきたい」と花倉さん。
 今年10月には小学校敷地内に校区公民館の建設が始まります。「あらゆる年齢の人たちが楽しくつながり暮らす地域を作りたい」。そんな力強い気運を感じさせる石谷校区です。

 

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