今年で創立130年の玉江小学校。明治11年に大平小学校として開校以来、校名の改称は7回、草牟田の鶴尾小学校との合併を経て、その位置も3カ所変わったとか。昭和36年に今の場所に移転し、現在に至ります。門や古い石垣、大きなイチョウの木などに歴史を感じる学校です。
「うちの教育の特徴と言えば、〝表現の玉江〟ですね」と教えてくれたのは川原浩亀教頭です。その一つが「表現運動」。1年生から6年生までの全児童が創作ダンスに取り組んでいます。
次に「図画・工作」。人や物の特徴をうまくとらえ、上手に描けるポイントをみんなそろって習う「造形タイム」や「スケッチタイム」など、表現力を高めるための指導に力を入れていて、同校のホームページでは「玉江美術館」として、その活動の様子が生き生きと報告されています。さらに国語の「市指定研究協力校」として、言葉や読みの力を伸ばすための指導も強化。
そして何と言っても有名なのが「リトルチェリーズ玉江」。小学生としては全国でも珍しいジャズバンドで、4年~6年生で構成されています。全国大会では最優秀賞を受賞し、海外で演奏すれば本場の大人たちからも高い評価を受けるなど、どの子どもも、まさに〝表現の玉江〟を実践していることが分かります。
「子どもたちは素直ですからね。何でも一生懸命取り組んでいますよ」と話すのは、校区公民館運営審議会委員長の大口哲次さん。こうした表現活動の成果を校区文化祭や運動会、玉江まつりなどで目にするたびにうれしくなるのだとか。「そもそも、根性と優しさが玉江校区の自慢。昔からの地域性ですからね」。
異年齢間のふれあいも盛んで、中でもみんなが楽しみにしているのが「もちつき」です。中学生も率先して手伝い、大人に混じって小さい子どもたちをリードしてくれます。
グラウンドゴルフも盛り上がります。子どもも大人も真剣勝負。一緒に汗を流す瞬間は、互いに通じ合うものがあると話す大口さんは、「校区の仕事は大変だけど、子どもたちの笑顔に会えます。そして自分の健康が報酬といった感じです」とにっこり。
「校区行事でも安全面でも、地域に活動の核になってくださる方々がいらっしゃることがありがたい」と川原教頭。これからも子どもたちを見守ってほしいと結びます。

