リビングかごしま 「これが校区の力だ!」

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吉野東校区 地域一丸となって取り組む子どもの健全育成 世代を超えた人のふれあいで、地域で子どもを見守るまち
 

山坂達者駅伝  雄大な桜島を臨む吉野台地の北東部に位置する吉野東小学校。校区には市民の憩いの場、県立吉野公園・市立少年自然の家・寺山公園があり、また西郷隆盛が青年たちと寝食を共にしながら開墾に励んだ「開墾社」跡地もあるなど、歴史と景観に恵まれた地域です。開校は昭和56年。今年で27年を迎え、鹿児島市内では新しい学校の一つと言えます。
 「それまでは、吉野小まで約4キロの道のりを登校していた子どもたちも多く、念願かなっての開校でした」と話すのは校区公民館運営審議会委員長の大久保勇さんです。開校から遅れること2年。新しい校区となったこの地域を、より強い結びつきにしようと始まった行事があります。それが、「山坂達者駅伝大会」です。
 8つの各町内会を巡り、学校までの23区間(約18km)、たすきをつなぎながら走るのは、それぞれの町内会ごとに集められた小学1年生から、中・高校生、そして大人までの23人。学校近くの最後の坂を登るアンカーは町内会長さんが務めます。「学校を中心として、住民みんなでまとまろうと、強い思いでスタートした駅伝ですから、毎回盛り上がります」。七社町内会長でもある大久保さんももちろん走ります。  

交流  第26回大会となる今年の開催は2月3日(日)。あいご会の皆さんが用意し、各家庭に配られる応援旗を持っての声援です。小さな子どもから高齢者まで一体となって笑顔で応援している姿が目に浮かぶようですね。ほかにも町内会ごとに運動会や夏祭り、そして棒踊りや奉納相撲などの伝統的な行事も盛んに行われ、子どもを中心として、大人たちの参加率の良さも自慢です。
 小学校での地域の特性を生かした取り組みについて校長の家村秀則さんに聞きました。
 「校区内には睦園、きずな園、菖蒲学園などの福祉施設がたくさんあるんですよ。ここでの交流活動や車いす体験を通して、子どもたちは、高齢者や障害者への理解を深めています」。中には、夏休みにもボランティアで施設を訪れる子どももいるなど、まさに地域の中で優しい心が育まれていることが分かります。
 また、同校はスポーツや文化活動も盛ん。「9つのスポーツ少年団、金管バンドなどで子どもたちは体や心を鍛えています。集団性や人間関係の向上にもつながっていると思います」。指導には地域の人も多く携わっているそう。「子どもの安全面でも地域の皆さんに支えられ助かっています」。地域を挙げての連携プレーで子どもを育む吉野東校区です。

 

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