リビングかごしま 「これが校区の力だ!」

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向陽校区 よき伝統を受け継ぐまち向陽 校区で子どもを支えながら新たな“ふるさと”作り
 

棒踊り  宇宿町の町並み、そして桜島を見渡す高台に建ち、その名の通り太陽に向かう明るさに満ちた向陽小学校。今年で開校25周年、児童数は13クラス328名の中規模校です。
 脇田川沿いに細長く広がる校区内には中間町内会と田上町広木町内会があり、「小学校が2つの町内会を結ぶ役割もしてくれています」とは開校以来あいご会長を努める森田眞一さん。校区行事も盛んで、PTA協力による集団登下校やあいご会による妙円寺遠行等の行事、おやじの会による親子キャンプファイヤーなど多くの人が関わりながら地域で子どもたちを支えています。
 「今では住宅地のこの地域も、昔は田んぼや畑が広がり、脇田川の水を分け合って暮らしたのどかな地域だったそうです」と徳田博校長。地域に中間棒踊りや広木虚無僧踊りが残されていることから、授業の中で伝統芸能を学ぶ時間も設け、指導はそれぞれの保存会が担います。覚えた踊りは運動会や校区の文化祭で披露しているそう。森田さんは棒踊り保存会のメンバーでもあり、「毎年5、6年生に10時間ほどかけて教えています。6尺や3尺の棒を持っての踊りは結構大変。ついついこちらも熱が入ります。子どもたちには、これで君たちも保存会メンバーだよ、と言うんです。休み時間に廊下で歌を口ずさむ子どもたちの姿を見たり、中学生になっても行事で一緒に踊ってくれる子どもたちがいて頼もしい」そう。  

しめ縄作り  徳田校長は「地域の方々には授業内外で大きな協力を頂いてありがたいですね。私は児童には常に夢とやる気、思いやりと感謝という言葉を語りかけています。地域の方とのふれ合いの中で児童が感謝の気持ちを持ってくれたらうれしいですね」と話します。
 鹿児島を離れて独り立ちした森田さんの息子さんは現在の住まいと向陽地区を比較して、「地域の関わりが深い地で育って本当によかった」と話すことがあるとか。
 たとえ町の風景は変わっても、人々とのつながりは“ふるさと”として心に残るのかもしれません。地域で子どもを支える中で、次第に作られていくみんなのふるさと。毎年開かれる校区文化祭では最後に「ふるさと」を合唱するそうです。

 

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