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鹿児島青年会議所 「みんなでつくる新コミュニティ」 まちづくり地域探検隊で、自分の住むまちを知り、問題解決へ
 

みんなで地域の問題を解決していく力をつける

メモをとる子どもたち  近年、さまざまなNPO法人や民間団体などが、教育や少子高齢化、環境などの問題解決のために活動しています。
 そんな中、鹿児島青年会議所(以下JC)での「みんなでつくる新コミュニティ」の取り組みに注目しました。中心となっているのは「地域の夢室 新コミュニティ創造委員会」。子どもから大人・高齢者までがこの事業に参加。みんなで地域の問題を解決していくことを目的としていて、この夏休みを使って行われたのが玉江小学校と花野小学校での「まちづくり地域探検隊」。今回はそれぞれの校区で2つの班に分かれて「独居老人」「地球温暖化」「まちの有名人」「バリアフリー」をテーマに地域を探検しました。
 夏休みも終盤に差し迫った8月22日。花野校区に「バリアフリー」をテーマに選んだB班(チーム名はモンスター)を訪ねてみました。前日は「やまびこ医療福祉センター」を訪ねて、車イス体験や職員、そして体の不自由な人へのインタビューを行った子どもたち。「低床電車やバスも用意されているけれど、それを使うとき、みんなの目が恐い。早く乗り降りしなくてはと緊張してしまうから、外出したくないと話してくれた患者さんの言葉が印象的でした」と教えてくれたのは花野小6年生の松下智子さんです。

郵便局  2日目は地域住民への取材。あいご会の永山典人さんの家に行き、「バリアフリーについてどう思いますか」と問いかけてみると、「スロープを作ることも大切だけど、環境が整えばそれでOKではないんだよ」の言葉に首をかしげる子どもたち。「例えば車イスの人を見ても、スロープがあるから大丈夫だ、と気にしなかったり、手を貸さなくなってしまうかもしれない。体の不自由な人は、段差を乗り越えようという頑張る気持ちが減るかもしれないね…」。そんな永山さんの話を真剣な表情で聞きながら、メモを取ります。
 次に訪問した花野簡易郵便局ではバリアフリーへの取り組みを質問。「入口のスロープのほかには、特別なことはしていませんが、目配りと心配りは大切ですね」と言う局長の地福さん。お父さんの代から置いてあるという古いソファに座り、お年寄りが使いやすい高さだと実感して、バリアフリーにもいろいろな形があることを感じたようです。
 JCの同委員会メンバーは安全確保や助言など、補助的な立場。「子どもたちの自主性を育てることも大切です。それぞれが役割を果たし、お互いを助け合う心も育んでほしい」と副委員長の大平さん。
 地域の住民への取材を通して、自分の目で町を見て、感じ取った子どもたち。「心のバリアをなくすことが大事だと思った」という感想からもしっかり伝わってきました。
 こうして班ごとに決めたテーマに沿って取材し、調査結果をまとめて、3日目に地域新聞を作りあげます。子どもたちの目には、自分たちの町がどう映り、どんな問題点が見つかったのでしょう。それを受け、解決へと導いていく、大人たちの行動も大切ですね。

 

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