リビングかごしま 「これが校区の力だ!」

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中郡校区 地域で見守り、子どもの自主性を育てる 命を大切にし、豊かな個性と 生きぬく力を持つ子どもに!
 

「命の教育」を通して

中郡交通少年団の任命式の様子  鹿児島市の中央部に位置する中郡校区は、鹿児島大学や市営球場、市立図書館・科学館、市営プールなどの公共施設もあって、教育的に恵まれた環境にあります。その一方で、通学路には市電や交通量の多い国道225号、そしてJR指宿・枕崎線の踏切があるなど、街中の校区であるがゆえの心配事もあります。こうした環境の下、昭和63年、全国的にも珍しい「交通安全宣言校」として中郡小学校は名乗りを上げました。
 「始まりは子どもたちの声だと聞いています」と教えてくれたのは西村光一校長です。「交通量が多い正門前の車道を横切っている人が多いけど、ヒヤヒヤするよね。自分たちはちゃんと守ろうよ、お手本を見せようよ!」と、交通ルールを守る活動を始めたそう。
 平成12年には「中郡交通少年団」を結成。以来、交通安全教育に取り組み、中でも「交通安全子ども自転車大会」では毎年、地区大会や県大会で優秀な成績を収めています。自転車の安全走行だけでなく、交通法規も習得することで、ほかの児童への周知にもつながっています。
 「地域のみなさんには、練習時の指導や、校区の行事でも交通少年団の活動を取り入れてもらうなど、育成と活動のサポートをしていただいています」と西村校長。

交通少年団のみなさん  また、子どもたちから校区内外の大人たちへの働きかけもあります。秋の全国交通安全運動の時期に合わせ、通学路を走るドライバーに全児童が書いた手紙を渡す運動です。自ら危険を予測し、安全に行動することで、命を守ることの大切さと、ほかの人の命も尊重する子どもに成長してほしいと、地域をあげて取り組んでいることが分かります。
 さらに、中郡校区のどの地区でも、あいご会や子ども会活動が盛んで、イベントへの参加率も高いのだとか。長年あいご会に携わってきた鴨池町内会長の門田純佳さんは、「ポイントは、大人が押しつけないことですね」と話します。どんな活動をしたいか、子ども自身が考え、話し合って決める。子どもたちが率先して活動することで、本当に楽しんでくれるのだとか。「役割を与えられたら、一生懸命動いてくれますよ。時間がかかっても、子どもの自主性が育つよう大人は見守り、サポートしていくことが大切です」 自分の命は自分で守る│そのための交通安全教育は、地域で役割を果たし、社会で生き抜く力を持つことにもつながっているようです。

 

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