リビングかごしま 「これが校区の力だ!」

リビングかごしま新聞紙面企画
「これが校区の力だ!」の
最新号&バックナンバーがみれるよ!

宮川校区 人や自然とのふれあいで、子どもに心のふるさとを 世代を超えたふれあいで、地域全体で子どもを育むまち
 

子どもたちの「心のふるさと」であるために

田植えの様子  鹿児島市南部の高台にある皇徳寺ニュータウン。家々が立ち並ぶその中心に宮川小学校はあります。昭和57年から分譲が始まった住宅地ですが、同校の歴史は創立115年と古く、不思議に思っていると「五ヶ別府町の小さな複式学級だった宮川小学校が、昭和61年に現在地に移設されたんですよ」と教えてくれたのは、坂口彰校長です。
 宮川校区は、住宅地として生まれて25年になる皇徳寺台地区と自然溢れる五ヶ別府地区で構成されています。
 この恵まれた自然環境を生かして、子どもたちは、地域の人たちの力を借りながらさまざまな活動をしています。例えば稲作り。五ヶ別府の川口地区にある「宮五水田」と名付けられた田んぼで、毎年5年生が取り組んでいるもの。苗床から作るという本格的なものですが、「地域に教えてくださる人がいるからできることなんです」と坂口校長。秋にはみんなで案山子(かかし)を作り、その品評会も投票式で行うなど、ユニークなイベントもあるそう。
 また、見晴らしのいい山に登ったり、ミカン狩りや牛の飼育小屋を訪ねる遠足や、炭焼き体験もします。このどれもが校区内でできること。そして、いつもそこには地域の人の顔がみえます。

「宮川子どもを育てる会」  さらに、PTAや学校、そして地域住民で子どもたちとふれあい、見守る組織があります。それが「宮川校区子どもを育てる会」です。中心となり活動している宮川校区社会福祉協議会会長の手塚學さんは、「会員の中には、子どもも孫も校区内にはいない世帯のみなさんも多いんですよ。けれど、地域全体で子どもを育んでいくために―と人手も知恵も積極的に出し合ってます」と語ります。
 定例で楽しい交流活動も持たれていて、1月に行われた「昔遊び」では、あやとりやなんこ、羽子板、コマ回しなどを教わり楽しくすごしたとか。「今後は若い人たちの参加ももっとお願いしたいですね。特に昨年できた“おやじの会”のみなさんには昔の青年団のような役割をぜひ担っていただきたい」。また、手塚さんは「地域のみんなで子どもを育むといっても、ただ遊びに付き合うだけではだめ。そのときどきのふれあいの中で、言葉遣いや行儀など大人が教えることも大切だ」とも。
 子どもたちのふるさとづくりのために、地域全体で世代を超えたふれあい活動をさらに深めていく宮川校区です。

 

ご意見・ご感想や活動への参加希望などをぜひお寄せ下さい。
小学校の卒業生や同じ校区に住む方などの貴重なご意見をお待ちしております。

メールを送る